無駄のないのが好き

時間の無駄、モノの無駄、場所の無駄、動きの無駄、そういうことを減らして、すっきり暮らすのが私は好きみたい。好きというより、それが楽しくて性に合うようです。私のパンづくりや教室内容にも、この性分が如実にあらわれているそうで、生徒さんから指摘されて最近認識するようになりました。そこで、素材を無駄なく使いきり、昨日と今日焼いたパンとケーキを紹介します。

焼いた紅芋

友達のさとちゃんちに主人が娘を連れて灯油の配達に行ったら、さつまいもを連れて帰ってきた(ありがとー♡) 焼き芋にしたら紫色でびっくり! 食べきれなかった1本は皮を剥いて潰してパンに入れちゃおうと思った。

紅芋ペース244gに合わせて生地づくり、午前レッスンの合間に食パンにしようと思っていたら、生徒さんが「つぶジャム(いちご)」をプレゼントしてくれた。ピンク色の生地にピンク色のつぶジャム、合いそう!と早速、余り生地のほうにつぶジャムを入れました。焼くと赤色になるんだね。

ミニスィテックにも入らなかった1個はココットに入れて、可愛く焼き上がり、今日の娘の「おやつパン」になりました。本命は「ホットサンド倶楽部オフ会」に向けての「勾配のない角食パン1.5斤」。こちらもピンク色に可愛く焼き上がり! いただいた紅芋を無駄なく活用できて満足。


昨日の夕飯はピザ、私は昼もピザでした。だから、3枚作れるところを2枚にして、フォカッチャも作ることにしました。小さい生地だけどケーキの丸デコ型に入れて成形。少し残っていた「オリーブオイル昆布」を表面にぬりすっきり使い終わり。必要以上にピザを作らずに、義母が手間暇かけて作ってくれた「牛すじ」も美味しくいただく。いつかの夕飯に間に合うようにフォカッチャは冷凍保存。満足、満腹。

栗の渋皮煮のシロップ

卵黄だけ使うとき、卵白は冷凍しています。そしておよそ200gの冷凍卵白が溜まると、私はシフォンケーキを焼きます。今日のシフォンはこれも冷凍しておいた「キャラメルバナナ」入り。水と牛乳を入れるんだけど、水は「渋皮煮のシロップ」を使ってみました。「家にある材料を無駄なく使い、しかも美味しく作る」が目標。


このテーマで書くつもりで作った訳じゃなく、たまたま重なりましたが、たぶん、いつも私はこんな感じでパンを作ったり、料理をしたり、家事をしたり、外出したりしています。無駄のない組み合わせを作るパズルをずーっとしながら生活している感じ。いろいろあれこれ考えて、それがすっきりうまくハマるように動いています。パンづくりには発酵時間や焼成時間がつきものですが、それは待つ時間じゃなくて、他のことができる時間。パンづくりやパン教室を続けるうちに、そんな風に暮らすことが当たり前になってしまいました。とは言え、息抜きやリラックスタイムは大切ですね。